中国故事に学ぶ人の道

七つの水がめの水

王羲之教子:七缸水-1

 王献之の書道の芸風は、父親の王羲之と同じく中国の歴史において名声を博している。しかし、それは彼自身の骨身を惜しまない練習以外に、父親の指導の賜物でもあった。

 王献之は七、八歳の頃から書道を習い始めた。長期間の練習に飽きてしまった彼は、手っ取り早く上達しようと、父親に「秘訣」を尋ねた。王羲之はちょっと考えると、家にある七つの水がめを指差して、「書道の秘訣はこの七つの水がめにあり。この水がめの水がなくなるまで練習すれば、自ずとわかるだろう。」と言った。

 王献之は父親の話を聞いて、もう二度と近道をしようとはしなかった。それからは基礎をしっかり練習し、謙虚に学び、本当に七つのかめの水がなくなるまで練習を続けた(かめの水で墨をすって書道の練習をした)。そしてついにすばらしい書が書けるようになったのである。

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